花がふってくる
2008/05/18 (Sun) 03:36
その人への気持ちは、恋、執着、それとも保護欲とか、独占欲、ですか?
![]() | 花がふってくる (DARIA BUNKO) (2008/05/13) 崎谷 はるひ 商品詳細を見る |
家族の風邪が最後に回ってきたみたいで、急に熱が上がったり、お腹の調子が悪くなったり。何より、薬のせいか酷く眠たいです。
私は普段あまり寝ない人なので、このブログもほとんど夜中に書いているのですが、ここ数日起きていられない日が続いてます。
なので、読んだ本ばかりが溜まっていくのですが、正直、ここ数日間感想を書きたいような本にも出会いませんでした。
他の人はどうか判らないですが、私にとって何かを書きたくなる本は2種類あります。
1つは、すごく感動したとか若しくは登場人物に萌えたとかの、どちらかと言えば好印象を持った本、そしてもう1つが、何かが引っ掛かって憤慨したとか、情けなかったとかのあまり良くない印象を持った本。でも、実は、そのどちらにも属さない本……何も感慨を持たなかった本……たちを圧倒的にたくさん読んでます。
と、言うことで、実はここ数日、書かないというよりは、書けない日々が続いたんですが、、、、
やっと、感想を書きたいような本に、と言うか、他の人にも読んで欲しいなと思える本に出会いました。
崎谷はるひさん、上手い作家さんだと思います。
衝撃的なシーンが入るわけでもないのに、気がついたら読むことに没頭していられるのは、読んでいてまず「なんかおかしい?」と感じる小さなほころびが無いことと、文章が滑らかでそつがないこと。そして、所々に、ストンと胸に落ちる一文があること、読んでいてふと思い浮かべられるようなシーンがいくつかあること…などが原因でしょうか。
しかし、涼嗣。
この話はよく考えてみれば、涼嗣の自分の感情に対する疎さが全てのような気がするのですが、恋人の都合や希望よりも、いとこである秋祐を優先し大切にしている時点で、自分のおかしさに気がついてもいいような気がしたのは、私だけでしょうか?
いい年をしてグズグズな秋祐よりも、証券会社に勤める涼嗣の方が要領よく大人びて見えるけれど、その実、いつまで経っても自分の中の深淵をのぞき込む勇気がなかったと言うことなんでしょうか?
う〜〜〜ん、どちらにしろ、鈍い。
ただの従兄弟じゃ、どちらかが結婚してからも一緒に暮らせることなんてあり得ない。
そんなこと、秋祐だってすぐに気がつくそんなことに、涼嗣は何で気がつけないんでしょう?
秋祐以外の相手には、いつでも王様だったからでしょうか?
鈍いと言えば、聡明なはずの、もう少しで涼嗣と結婚するところだった理名についても同じことが言えます。
自分が結婚しようと思っている相手が、何かと自分よりも従兄弟を優先することに、何らかの疑惑を感じてもおかしくないと思うのですが…。だいたい、明日は相手の家に挨拶に行き、次の日は自分の家に、と予定を立てていたその直前に婚約を破棄されて、恨み辛みの一つも言わなかったのは、本当にプライドのためだけだったのでしょうか?
私的には、結局、理名と涼嗣の結婚は紙の上での契約に過ぎなかったからなのかと思いました。
でも、どちらにしろ、壊れることが判っている関係なら作る前に壊してしまう方がまだマシ、と言う感情(理性的な思考?)は理解できます。
……ある意味、涼嗣はギリギリ間に合ったってことですよね。
これが、もう少し鈍さに輪がかかっていて、理名と結婚して子供でもできてから、「やっぱり一番は理名でも子供でもなく、秋祐なんだ」なんてことにでもなったら、、、、考えたくない(苦笑)
しかし、秋祐を唯一と認識した涼嗣は、当然のように秋祐を抱いてるけど、ヘテロのはずの涼嗣があまりにも手慣れていて、相手が男でも全く動じないのは、もしかして、涼嗣も本当は自覚がないだけでバイとかだったのかな?と思うくらいには、初Hなのに濃厚で

